安養寺

この症状を特に書送った理由は箕面の国は最後には織田信長に譲るという約束を大桑城でしている今箕面は義龍の手中にあるがもし信長に未納を譲り受けると勇気があるならば早急に下口から出兵してくることは間違いない月2にちじょうお前はかつての固い約束のように今は今日の妙覚寺貫首となって登っているがそれは当然のことである一人の子供が出家すれば自分だけでなく先祖も子孫までもが救われると言われているこのように箕面のことも妙覚寺のことも全て後のことは心配なく決まっている誠にありがたいことであるしかしこんなことも今となっては浮世の夢にすぎない自分は度重なる戦場で生死を超越し常に妙法不可思議な本体の中に生きている法悦極まりないもちろん明日の一戦では頭両手両足揃わのみとなり命果てるであろうがもとよりしは覚悟の上であるぞうさんの遺言状を選んだ義龍箕面の国民たちを信長に譲るという遺言状を残すとはいかなる理由であってもやはり許せぬ<br />